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MOVIE WORKS
町田の街角の、何十年も続く乾物屋。
そのお店に、リュートの音色と絵具の匂いが混ざり合う。
やさしい歌声とあたたかいイラストが、町の人たちの足を止め、
棚に並んだ昆布やしいたけを昼の光が撫でていく。
光の味。土の味。水の味。
母の手料理。
2019.01
中心街からバスで揺られて、小高い山を切り開いた団地。
昔、たくさんの人たちがそこで生活し、そして出て行った。
ご老人ばかりが残ってしまった団地に新しい風を取り入れる。
絵が、写真が、音楽隊が訪れて団地でお祭りを開いた。
子どもたちの描いた花火が青空に踊った。
2019.03
多様な価値観と情報が、波のように襲う現代。
土から足を離してしまった僕らの感性は、子どもたちにどんな「自由」を教えられるのだろう。
遊ぶこと、楽しむこと、心を解き放つこと。
目一杯に笑い、涙を流し、心の動くままに触れあうこと。
子どもたちの遊び場を奪ってはならない。
そのために、おとなは芸術を残す。
2020.01
踊ることはたのしい。
踊ることはうれしい。
いち、に、さん、と規則的に流れるビート。
歌声とリズムに心を合わせて、自分の身体がひとつの部品になる。
自分でないモノになるのはたのしい。
音楽が進むにつれ、心は空へ舞う。
2020.09
子どもの笑顔に、心が救われるのはなぜだろう。
どこまでも自由に、楽しく、
君たちが笑ってくれることが、僕たちに意味を与えてくれる。
2022.01
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